此処で出てくる"Visual C++ 2010"は正確には"Visual C++ 2010 Express SP1"の事ですはい。
以下やった事箇条書き。
- Qt のダウンロード ? Qt - A cross-platform application and UI frameworkからQt SDK version 1.1.3のオンラインインストーラーをダウンロード。
- インストーラー起動。デフォルト設定でインストールを行おうとするも、あまりのダウンロード所要時間に音を上げ中止。
- 再びインストーラー起動。適当に必要不必要そうなモジュールのチェックを付けたり外したり。この時、VC++のサポート対象が2008だと知って少々不安になるも、インストール成功。
- スタートメニューからQt 4.7.4 for Desktop (MSVC 2008)を起動。VC++2010のvcvarsall.batを起動。
- Qt 4.7: Getting Started Programming with Qt のHello Notepadサンプルと同じコードを入力し、qmake -project & qmake & nmake。成功。
実行すると……
D:\Documents and Settings\AmaiSaeta\qttest.vc>debug\qttest.exe 指定されたプログラムは実行できません。
アルェー?
まぁVC++2010でVC++2008用のバイナリを使ったわけだから、変な事になるのも致し方なし……
仕方無いので、Qtをソースからビルド。
- Qt のダウンロード ? Qt - A cross-platform application and UI frameworkからqt-everywhere-opensource-src-4.7.4.tar.gzをダウンロード、適当な場所に展開。
- Qt 4.6: General Qt Requirements及びQt 4.6: Qt for Windows Requirementsに有る通り、DirectX SDKとWindows Platform SDK、OpenSSLを導入する。
今回はそれぞれ、現時点で最新と思われる以下の物を採用。 - Qt 4.7: Installing Qt for Windowsを参考にQtをbuild。configureのオプションはconfigure -helpを見つつ適当に決めた。
当方の環境で2時間半というウンザリするような時間かけてbuild完了。"%VS100COMNTOOLS%\..\..\VC\vcvarsall.bat" PATH C:\OpenSSL-Win32\bin\;%PATH% SET INCLUDE=C:\OpenSSL-Win32\include;%INCLUDE% SET LIB=C:\OpenSSL-Win32\lib;%LIB% PATH (Qtソース展開先)\bin;%PATH% CD (Qtソース展開先) configure -debug-and-release -opensource -shared -static -no-qt3support -platform win32-msvc2010 nmake
- バイナリ版導入と同じくQt 4.7: Getting Started Programming with QtのHello Notepadを作ってみる。今度は正常に動作。
- 続いてAdding a Quit Buttonを作ってみる。buildは成功するが、Quitボタンを押すと……
アルェー?
assertion failedしたf:\dd\vctools\ctr_bld\self_x86\crt\dbgdel.cppというファイルはこちらの環境には存在しない。というかf:ドライブなんて無い。という事は、Qtのbuildで使った(C++標準含む)ライブラリの何れかで発生していると思われるが、それを調査する気力は既に残っていないのであった……